ばあちゃんが骨折した。手首の骨だそうで、大事には至らなかったものの、心配だ。どのくらい心配かというと、メチャメチャ酷い夕立が降ってきたときの蟻ぐらい心配。巣、水没してないよね!?
まぁばあちゃんももう歳だから。いつかそういう怪我をすることは考えられた。ここ数年の足腰の弱り方は半端なかったし。部屋の中でもバランスを崩して倒れて、アザができちゃうことも一度や二度じゃなかったと思う。そんな中、玄関先で滑って転んで骨折って。気がかりだよね。孫としては。まぁ僕もホラ、孫ん中じゃ群を抜いて愛されてる自信あるし。孫のホープだと思ってるし。兄貴と僕とじゃ、ばあちゃんの接し方明らかに違う気がするし。だから第一報入ったときは動揺したね。一緒に飲んでた友達置いて病院へ直行。オラが行くまで、持ちこたえてくれッ…!
結局ついたときには手当てを終えて病院を出てきたところだったのだけど、三角巾が痛々しいばあちゃんに僕が言った言葉は、「骨折ってやっぱり痛いの? 今までの人生で一番痛かった?
出産よりも痛かった?」というものだったので、かなり最低の孫だなぁと思った。