先日、フィンランドが誇るへヴィメタルサンダーアンドロメダっていうかソナタ・アークティカのライヴに顔を出してきた。なんかもうすっかり人気バンドだよね。昔は知る人ぞ知るって感じだったのに。今じゃCDの広告費とか桁違いだぜきっと。ファーストアルバムのブックレットで見せていたオタク青年の面影はもはや無く、ワイルドなヒゲがすっかり定着したトニー・カッコ。今回はお洒落気取って真っ白なカーゴパンツ着用だった。似合ってると思うぜ、ルックスグッド。
それはそうと今回初の渋谷AX二階席。おお、バンドメンバーすら見下ろすコイツは正に神の視点。こりゃいいやって思って眺めてるうちに気づいたね。二階席、ノリ悪い。でもそんなのは気にならない程サン・セバスティアンの太陽は熱すぎた。って具合に昔の曲はスゲェ良かったのだけど、新曲どうなのよキミタチ。おじさん正直アルバム通して何度も聴いたけど、どの曲聴いても思うのは「いま何曲目?」ってこと。なんだか曲に変化つけすぎて、一曲一曲の個性が露骨に磨り減ってるように思うんよね。ライヴで聴いても、なんだコレって気持ちはぬぐえなくて。優しさ無しには聴けない。
そう考えたら、ソナタの新譜は失敗なんじゃないかなって思うので、この想いがトニーに伝わればいいね。奴らがこのままマザーファッキンなバンドで終わらないことを祈る。ていうか今回のライヴ4時開場5時開演なのに5時10分ぐらいに会場に着いた僕が一番マザーファッキンだけどな。