小学校の低学年だった頃、六年生のおニーさんおネーさんが唄っていた合唱曲が、3クラスとも明らかに他の学年とはレベルが違ってて、感動した覚えがある。雪合戦の歌とか、お祭りの歌だった気がするんだけど、正確には覚えてない。その中でもお祭りの歌が記憶に焼き付いてて、それこそ1フレーズはメロディー歌詞ともに頭に残ってるくらいだ。どうにも印象的な詞でね。なんかもう、いかにも夏祭りって感じなの。
「綿菓子色の夕焼け」
「金魚すくいの穴あき網」
「ハズレばかりのクジの紙切れ」
「横目で睨んで鈴をふる」
「神様今日は、お留守ですか?」
ざっとこんな感じ。凄くノスタルジーでその上神秘的。こういう空気、大好きなのに。そこで霧崎さん、ネットで調べちゃった。僕くらいのスキルがあれば、これだけのデータがあればすぐに調べがつくのだよ。…というか、「綿菓子色の夕焼け」でググったら一発(パツイチ)だったのだけど。
どうやら合唱組曲「祭りと子供」からの「秋祭り」という曲だったらしい。ほぉー、組曲かぁ。てことは僕はまだ全体像を知らないわけだね。クレイジーな曲だぜまったく。……あれ? 秋祭り? 夏祭りじゃないじゃん! ズコーッ!