どうしても欲しくなって買ってしまった。Skull Jeans vs beauty:beastのコラボデニムパンツ。向こう七ヶ月は服飾関係の無駄遣いは控えようと思った。だけどよく見て、ファッキンクールなデザイン性。突飛でも奇抜でも無いが、どこか常識ハズレなスレスレのライン。後悔とは無縁の代物。
そんなジーンズを裾上げに出した後、何年ぶりだか知らないが、上野へ行ってきた。アメ横。西郷隆盛像。ZOO。浮浪者達。なにもかもが上野丸出しに見えて仕方なかった。出し惜しみ無し。全力で上野。
上野の森美術館で催されていた美術展を観に行くことが目的だったんだけど、これまた後悔とは無縁のすっばらC内容だった。会田誠の描く少女は、見るからに第二次性徴期真っ只中。大人になりかけの女の子。正直、萌えた。でも、それを100人ぐらいまとめてミックスジューサーにかけてしまうという、只者じゃない発想にはやられた。生首の表情が美しすぎて。これが土産物コーナーで売っていた絵葉書じゃあまったく再現できていなかった。ただの悪趣味な絵に見えてしまったことが不思議でならない。
山口晃の絵もまた同レベルのぶっとんだ発想に基づいていて、飽きることなく楽しめた。時代性をまったく感じさせない独自の世界。メカニカル戦国時代。これがオリジナリティーってやつか。完膚なきまでに叩きのめされたね。目覚めろ感性。せっかく持ってる五感をフルに使っていくのはどう? 見ようとすれば見えるのかもしれない。聴こうとすれば聴こえるのかもしれない。僕が思ったのは、そういうこと。