昔ファミリーコンピューター略してファミコンが全盛だった時代。忍者龍剣伝というゲームがあった。タイトル通り、主人公は忍者。横スクロールのアクションゲームで当時はハマりにハマっていたものだ。
友人宅で。このゲームはとても有名なもので、当時小学生だった人に訊けばかなりの高確率で「ふっ、懐かしい名だな…」という反応が返ってくるはず。あの時代、ゲームとはパクりパクられて成長していくものだった。その中の一つ、KAGEというゲームはまさしく忍者アクションゲームの名作、忍者龍剣伝とストライダー飛龍の美味しい要素をあっさり
流用した代物だった。そしてそのわりに知名度は低かった。
だがKAGEがただのパクりゲームかというとそうじゃない。実は僕にとってKAGEの最大の魅力とは、BGMだ。ファミコンというハードの制約はBGMに関しては和音数の低さというカタチでモロに表れる。しかしKAGEはその少ないピコピコ音によってメロディアスなヘヴィメタルを表現している。特にSTAGE3の曲の美麗な展開は特筆に値する。
という流れで僕は今日必至に耳COPY&アレンジ打ち込みをしていたが、見えたのはKAGEの素晴らしさと僕の
能力の限界だった。
サビのハモりの音がとれねぇよBAKA!